2012年 08月 05日
大変な1日の経過(獣医さんについて思うこと)
情報を正しく選び取り
推理ができなければ勤まらないぁ~
つくづく、思った
ワンコはものを言えない
飼い主の言う事と(多分飼い主は大抵あわてていていろいろ余分な事も言うだろう)
私は、藤の葉の毒がいけないか、もしくは何か良くない成分を含んだものを食べたのではないかと言ってた
目の前のワンコから、病気を推察していくのだから…
ここからは 我が家のワンコが受けた、診察の一例です。
診察 8:30
飼い主の情報を整理して拾い出したこと、
※8月2日※11時ごろフードを食べた、。
夜に藤の葉を食べたであろうこと
排便排尿あり
※8月3日※何も食べなかった。
朝までの間に フジの葉を吐き下した
※8月4日※動作が、ゆっくりで 廊下で立ち止まったまま数分動かなかった。動くのが辛そうで座り込む
食欲がなく肉を目の前に見せても、ちらっと見ただけで食べなかった
水も飲まないこと。
排便なし 排尿未確認
心音を聴く、検温、呼吸数、触診
歩き方を見る
↓
①椎間板ヘルニアの可能性もあること
②フジの葉そのものの毒より、すでにお腹の不快感があったためフジの葉を食べたとも考えられる。
治療方法を決めるためレントゲンと、血液検査の提案
検査の結果 11:00
レントゲンの結果
骨はきれいだった⇒椎間板ヘルニアではない。
胃の中に水分が相当滞留している。⇒腸が詰まっているので、胃から水分が抜けて行かない。
(のちに内視鏡検査により、その水分とは腸が詰まっていて胆汁が腸に行かず、胃に逆流したものだと判明)
血液検査の結果
白血球の数値がかなり高い⇒炎症を起こしている。
通常10700くらいまでだが20700
血糖値が高い⇒脱水症によるだろう。
腸から水分が吸収できない
全身麻酔 胃カメラの提案
胃カメラの結果と処置 14:00
胃の中に胆汁が溜まっていた⇒腸が詰まっていて胆汁が腸ではたらいていない
葉っぱや砂利を確認⇒砂利等を排除
検査異物排除中に血便、⇒大腸から内視鏡を入れ検査異物排除⇒大腸から小腸に向かう各所で出血(血便)炎症を確認
今日は、口から水分と薬は入らない
血液検査の結果の処置と、看護の提案 17:30
水分補給の点滴、注射による投薬(抗生剤等)
抗生剤、消化剤3日分投与
水分(Vivoの体重の10キロ前後だと1日500CCは必要)
ミネラル塩分摂取の説明(ポカリでよい)
消化の良い食べ物を少しずつ試しながら与える説明(缶詰でよい)
月曜朝一(明後)の診察予定
(水分がうまく摂取されていないときのために点滴の針は係留)
と、まあ
こんな流れで診察してくれました。
「フジの葉の毒か農薬のかかった草など何か異物を食べた」
と思った飼い主とは、少し異なる結果でした。
あたらしい機器が導入されて、病気の予想を裏付けしたり排除したり、治療の方針を確かめたり
お腹を切らずに異物を取り出せたり
ずいぶん獣医学も進歩しているものだと感心しました。
また お医者さんから処置の前後で
わかりやすい説明をしてもらえたのは、飼い主には安心できて有りがたく思いました。
ただ、機械導入により治療費も進歩していて
過去のChocoの子宮蓄膿症の手術時の治療費を目安に用意して行ったのですが足りませんでした
機械は充実していても
最後はやっぱり
検査の結果から解ることをたくさん読み取れて必要な情報を絞り込める知識
それを患犬の飼い主にきちんと伝えられる
獣医さんの人柄でしょうか
こうして、治療の節々で丁寧に説明を受けると
病気の予後も看護も、人任せでなくしっかり関われると思いました。
後々、考えてみると
体内に砂利などが多量にあったことから
Vivoは、家庭園芸に使ったたい肥を大量に食べたのではないかと思います。
過去に
食べようとしているところを見て禁止したことがある。
数日前不自然な場所で、たい肥が散乱しているのをみた。
庭で自由に活動しているワンコですが
今回の事で
ドッグラン部分と
家庭園芸部分と
はっきり分ける必要があると感じました。
「ちょこっとごいっしょ」は リンクフリーです
=♪=♪=♪=♪= =♪=♪=♪=♪=♪= =♪=♪=♪=♪=
突然ですが!!
きのうはキノーワじゃなかった『キワーノ』を収穫しました。
つくづく不思議な食べ物です。
いつごろ
どうやっていただきましょうか??
どんな味なんでしょうか?^^)
=♪=♪=♪=♪= =♪=♪=♪=♪=♪= =♪=♪=♪=♪=
8月4日(土曜日)
8月6日(月曜日)
2日分トータルで57,018円でした。
by maho3019
| 2012-08-05 15:55
| 犬の健康